民法では相続人が、被相続人の財産を引き継ぐか否かについては相続人の自由な意思に任せています。相続財産の中には土地や建物のようなプラスの財産(権利)と金融機関からの借入金などのマイナスの財産(義務)があり、相続するということはこの両方を無限に承継することになります。民法上、このような相続に仕方を「単純承認」といいます。そして相続開始があったことを知った日から3ヵ月以内に「放棄」または「限定承認」の手…
ブログ カテゴリ
基本的な事業継承対策の考え方
2016年01月29日
事業継承
事業継承とは、【経営者がオーナー社長から後継者に替わる】という表面上の問題ではありません。オーナー社長が事業を立ち上げ築き上げてきた財産的基盤はもとより社会的信用など様々なものを引き継ぐことを意味します。特に、社会的信用に関しては、中小企業の場合、オーナー社長の信用がそのまま会社の信用となっています。したがって、事業継承対策の範囲は後継者の決定、育成から財産の把握、相続対策と非常に幅広いものになり…