【デジタル人材の育成・確保「関連資料」が更新】
デジタル庁では、デジタル社会の着実な実現のため、全ての国民が、それぞれのライフステージに応じて必要となるICTスキルを習得する環境を整備するとともに、社会のそれぞれの立場で求められる人材の確保・育成を図ることとしています。同庁のホームページにおいては、デジタル人材の育成・確保に関する専用のページも設けていますが、その関連資料が更新されています。
具体的には、次の2つの資料が追加されています。
マナビDX(経済産業省)
すべての社会人が身につけるべきデジタルスキルが学べるポータルサイトです。
マナビDXクエスト(経済産業省)
企業におけるDXを推進する変革の考え方やプロセスを学ぶ、実践的なデジタル推進人材育成プログラムです。
■マナビDX(経済産業省)とは
マナビDXとはDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する講座を案内するサービスです。
「マナビDX」は、デジタルスキルを身につける講座を紹介するポータルサイトです。これまでデジタルスキルを学ぶ機会が無かった人にも、新たな学習を始めるきっかけを得ていただけるよう、誰でも、デジタルスキルを学ぶことのできる学習コンテンツを紹介します。
また、掲載している講座の中には、受講費用等の補助が受けられる講座もあります。
【取り扱っている講座】
経済産業省の審査基準を満たしたDXに関する講座を探すことができます。新しい知識やスキルを習得したいが、何をどのように学んだらよいか分からない方のため、経済産業省・IPAで策定した統一基準(デジタルスキル標準)も掲載しています。また、基礎的な知識・スキルを身につけた人向けに、より実践的な講座も掲載しています。
01:まずはDXについて知りたい
いまさら聞けない「DX」をわかりやすく解説します。DXって何?今までの働き方と何が違うの?という疑問に答えるコンテンツが利用できます。
マナビDXが取り扱っている講座一覧を見る
https://manabi-dx.ipa.go.jp/courses
02:DXについて理解を深めたい
DXに活用されているデジタル技術を初心者向けにもわかりやすく説明します。AI/データサイエンス/クラウドって聞いたことあるけど、難しそう・・・という人向けのコンテンツです。
講座一覧を見る
https://manabi-dx.ipa.go.jp/search/?level=1
03:キャリアアップに役立つスキルを身につけたい
職業に活かせる専門的なスキルを身につけたい方はより実践的な講座にチャレンジしましょう!
基礎スキルを身につけた人向けに、キャリアアップが目指せる優良講座を紹介します!
講座一覧を見る
https://manabi-dx.ipa.go.jp/search/?level=2%2C3%2C4
04:企業の研修に活用したい
社内研修におすすめの実践的なコンテンツを掲載しています。
DXを担うデジタル人材育成のため、社内研修におすすめの実践的なコンテンツを掲載しています!掲載講座の一部は厚生労働省「人材開発支援助成金」(人への投資促進コース)の対象となります。
https://manabi-dx.ipa.go.jp/search?level=3%2C4
(詳しくは厚生労働省「人材開発支援助成金」へ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html
講座一覧を見る
https://manabi-dx.ipa.go.jp/search/?other=1%2C2
講座を探しやすくするために
マナビDXでは、新着講座やおすすめ講座などレコメンド以外でも、デジタルスキル標準(※)で定義されたレベルとスキルに沿って探すことができます。
※経済産業省・IPAが策定したデジタル人材のスキル体系
マナビDXでの学び方を詳しく見る
https://manabi-dx.ipa.go.jp/how
■マナビDXクエストとは
経済産業省では、地域企業・産業のDXの実現に向けて、デジタル人材の育成を推進するため、デジタル知識・能力を身につけるための実践的な学びの場として、ポータルサイト「マナビDX(デラックス)」を2022年3月に開設しました。
さらなる地域企業・産業のDXの実現に向け、ビジネスの現場における課題解決の実践を通じた能力を磨くため、2023年度8月~2024年2月下旬の期間、1,800名程度の学生・社会人を対象にデジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」を実施します。
マナビDX Questは、企業データに基づく実践的なケーススタディ教育プログラム及び、地域の中小企業との協働による、デジタル技術を活用した地域企業協働プログラムからなります。2022年度は受講生2,134名、協働した中小企業88社が参加し、満足度96%を達成しました。
マナビDX Questを通じて、デジタルの経験有無にかかわらず、企業におけるDXを推進する変革の考え方やプロセスを学び、志を同じくする幅広いデジタル人材とのつながりを構築することができます。
【受講を通じて得られること】
本プログラムでは、実際に手を動かしながらDX推進プロジェクトを体験することで、デジタル素養の有無に関係なく、DXの担い手として持つべきスキルを習得できます。
参加にあたっては、DXを推進するための基礎的なリテラシー(含む、データ処理の基礎的な理解)とプログラム参加への志望動機/やる気が問われますが、バックグラウンドなどは一切問いません。
課題に取り組む中で、受講生同士学び合いながら、ビジネス要素(課題の発見・ゴール設定・コミュニケーション力等)、デジタル要素(AI実装・データサイエンス等、デジタル技術への理解/ビジネスへの活かし方等)の両方を、深めることができます。
デジタル技術を自由に活用しながら課題に取り組むことで、デジタル技術が急速に進化する社会において、変化に対応し実践的なスキルを習得できます。
例)生成系AIを受講の際の支援ツールとして活用し課題に取り組んでも構いません。
プログラム期間中は、受講生同士交流しながら学習を深めることができ、志を同じくする参加者との繋がりができます。また、受講後も過年度参加者が集う「修了生コミュニティ」に参加し、継続的な学びや交流の機会を得られます(参加は任意)
また、PBLや地域企業協働プログラムに複数回参加することで、より学びを深め、経験を積み上げることが出来ます。
【受講を通じて習得できるスキルと目指せるロール】
各プログラムに参加することで以下のスキルを習得し、ロールを目指すことができます※スキル・ロールはデジタルスキル標準ver.1.0に準拠
【本プログラムの特徴】
多くの学生・社会人の方に受講いただけるよう働きながらの受講(動けるのが平日夜と土日祝日中心であること)を想定したプログラムとなっています。
受講生同士のコミュニケーションはSlackを通じて自由な時間で活動可能ですので、問題なく課題に取り組んでいただけます。
開会式、修了式、課題振り返り会等のイベントの実施を予定しておりますが、いずれも平日夜または土日祝日開催予定、かつ、ご参加が難しかった場合は録画配信でキャッチアップいただけます。
ケーススタディ教育プログラム(PBL)
講師による座学ではなく、参加者が情報交換して学び合い・教え合いながら、与えられた課題を解決していくPBL(Project-based Learning:プロジェクト型学習)を中心に据えたプログラムです。
約10週間のPBLで、ビジネス課題からデジタル課題まで、DXを推進し組織を変革する一連のプロセスを一気通貫で学習することができます。
デジタル初心者/経験者問わず、プログラムに参加できるよう、多数の補助教材や学び合いの仕掛けを用意しています。
具体的な内容(例)
企業の課題の特定・要求/要件定義→課題解決に向けたソリューションの検討/検証→経営者/他部署に向けた実装・組織変革の提案
地域企業協働プログラム
ケーススタディ教育プログラムを修了した受講生には、実際に中小企業と2ヶ月間かけて、チームで課題解決に取り組む、地域企業協働プログラムの機会があります(希望者のみ。応募者多数の場合は要相談)。
地域の中小企業の課題に取組み、経営陣・担当者との協働による実体験を通じて、ケーススタディ教育プログラムで学んだ、DXを現場で推進する際の難しさやポイントを学ぶことができます。
具体的な内容(例)
DX構想・設計・検証段階の各企業の具体的な課題に対し、解決策の提案を実施
詳しくは下記参照先をご覧ください。
- 参照ホームページ [ デジタル庁 ]
- https://www.digital.go.jp/policies/digital_human_resources/